平成23年分の所得税から、扶養控除について改正があります
平成23年分の所得税から、扶養控除について改正があります
年末調整の準備を始めましょう!
10月下旬に年末調整の書類が税務署から
会社に郵送されていますね。 (→ 年末調整の手順はこちら)
所得税法の改正の関係で、申告書の様式が改定されています。
来年1月からの給与計算に必要な内容もありますから、確認をしっかり行いましょう。
その内容とは、「扶養控除の変更」です。
今年から、「子ども手当」の支給が始まったため改正されました。
【 現在の扶養控除の制度 】
- 扶養親族一人につき38万円
- 扶養親族が16歳以上23歳未満である場合(特定扶養親族)については
25万円を上乗せした63万円
- 70歳以上である場合(老人扶養親族)には10万円を上乗せした48万円
【 今回の改正による変更 】
- 16歳未満の扶養親族について
扶養控除額38万円 → 0円
- 特定扶養親族の範囲(=63万円の扶養控除の対象者)
16歳以上23歳未満 → 19歳以上23歳未満
扶養親族の数が増えれば、税額計算をする場合に所得控除されて、
所得税が安くなりますが
子ども手当の支給で16歳未満の扶養控除が廃止され、
特定扶養親族の対象が狭まりました。
この扶養控除の変更に関して、給与から源泉控除する所得税は、
平成23年1月1日以後支払う給与から適用されます。
※今年の年末調整における精算に影響はありません。