7~9月の電力を節約するために、連続休業や休暇を取り入れる
7~9月の電力を節約するために、連続休業や休暇を取り入れる
(1)年次有給休暇の計画的付与制度を導入する
(2)6ヶ月程度を対象として、変形労働時間制を導入する
(1)年次有給休暇の計画的付与制度を導入する
- 計画的付与制度とは、
年次有給休暇のうち、5日を超える分については、労使協定に基づいて
計画的に休暇取得日を割り振ることができる制度です。
労使協定の締結と就業規則の変更・届出が必要です。
現行の就業規則に、以下の一文があれば労使協定の締結のみで実施できます。
第○条 労働者代表との書面による協定により、各労働者の有する
年次有給休暇のうち5日を超える部分について、
あらかじめ時季を指定して取得させることがある。
(2)変形労働時間制を導入する
労働時間は、原則として週40h以内および1日8h以内で定めることになっています。
変形労働時間制を導入する場合は、まず対象となる期間を決めます。
そして、その期間を平均して1週当たりの労働時間が40hを超えない限りでは
ある1日が8hを超える労働時間を設定したり、ある1週では40hを超えて
労働時間を設定したりすることができます。
たとえば
- 7月~9月の週休日を増やし、他の月の週休日を減らす方法
操業日を調整しやすい業種などでは、有効な方法です。
6~11月を対象の期間と設定し、7~9月の週休日を増やし、その分
6月、10月、11月の週休日を減らすという方法です。
- 7月~9月に連続休日を設定し、他の月の週休日を減らす方法
夏季に長期の一斉休業が可能な事業場などで有効な方法です。
6~11月を対象の期間と設定します。7~9月に連続休暇を設定し、
6月、10月、11月の週休日を減らすという方法です。
この制度の導入には、労使協定の締結と就業規則の変更・届出が必要です。
制度がわかりづらく運用が煩雑なため、当事務所でご説明や労働カレンダー、
規定、労使協定などの作成をいたします。
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